創業以来、取引先の大手電機メーカーとともに、プラスチック成形の技術開発に専心。時代の流れに伴って主要取引先は自動車メーカーへと移ったが、技術開発への貪欲な姿勢は変わらない。特に無塗装成形や多色成形、薄肉成形の抜きんでた技術は同社の誇りだ。近年は高い開発力でオリジナル商品にも挑戦。一般消費者から高い評価を受けている。
鉄、ステンレス、アルミニウム、銅、チタンなど、パイプ切断のスペシャリスト。創業者は25歳で独立することとなり、職人たちから技術や知識を学び、ものづくりへの道を歩み出した。代表者や社名が変わるなどの紆余曲折を経て、2004年に新社長の元で再スタート。厳しい要求に応えつつ、日々技術を進化させている。
大手農業機械メーカーを主要取引先とし、農業機械部品や建設機械部品などの金属塗装と板金加工を軸に着実に成長してきた。創業70周年となる2024年に、堺市内3 カ所目となる製造拠点を新設。中小企業では導入例がほとんどないカチオン電着塗装設備など、最新設備の採用で合理化と省力化を実現している他、環境負荷低減にも貢献している。
1951年創業の高砂金属を前身とし、2003年に昭和電工のグループ会社であった大伸金属と合併。2021年に現商号に変更した。アルミニウム加工品の設計・製造・販売を業務としており、主力はアルミニウム合金製の照明ポールや旗ポール、幟ポール。根元から先端に向かって細くなる照明用テーパーポールの量産において、国内唯一の生産工場である。
主にガス給湯器の熱交換器や湯沸かし器の煙突に使用される、薄肉ステンレスパイプの造管・加工を行っている。協力会社で製造したパーツと組み合わせるなど、顧客の要望に応じた仕上がりで納品。試作から小ロット、量産まで対応している。大手メーカーと直接取引していることから、他の金属加工会社とメーカーとをつなぐ窓口にもなっている。
高度な金属プレス加工に特化し、独自技術の開発・運用で複雑化する顧客ニーズに応えている。量産に適したプレス加工はコスト面でもメリットがあり、メーカーにとっては欠かせない技術だが、昨今は人材不足などを理由に減少傾向に。プレス加工の専門性を武器にする企業は、全国的にも希少な存在となっている。
360年以上前に打刃物問屋として創業。明治期の建設事業拡大を見通した6代目浅香久平が、1893年に日本初の国産ショベルを開発した。これを機にショベルメーカーへと事業を転換。1897年には「象」のシンボルマークを商標登録し、品質の証とした。以来1世紀以上に渡って、金象印のショベル・スコップは幾多の現場で活躍している。
アルミニウム専門の溶接加工で創業。法人化後は、設計から資材調達、板金、溶接、組立、仕上げまでの一貫体制を確立した。70年以上の経験とノウハウに基づいた、外観にキズのない美しい仕上がり、4メートルまでの製品サイズに対応できる技術力は同社ならでは。近年は新たな挑戦として、オリジナル製品の製造・販売にも力を注いでいる。
「未来を創る製技 (製造技術)の味方」をテーマに、設備製造のノウハウを活かして産業現場や生活施設などに装置を提供して現場の「困った」を解決。「全ての人が幸せになるための事業」との経営理念に基づき、顧客の幸せ、社員の幸せを実現し、日本のモノづくりを元気にしたいというのが最大の願いだ。
大型の門型加工機などを製造する、SNKの名で知られる工作機械メーカー。1台10数メートルの機械を主力とし、顧客のオーダーに応じて設計・製造を行う。創業120年以上、堺において80年超の老舗ながら、門型加工機のパイオニアとして業界をリード。他にない技術とノウハウで、独創的な機械を国内外に提案している。
工場や倉庫などの物流現場で活躍する運搬機器メーカー。製品の80%以上をO.P.Kという自社ブランドで販売している。重量物を載せたパレットを手動で動かすハンドリフトは、1964年に同社が日本で初めて開発し、ニーズに応じて進化させてきた。主力製品のキャッチパレットトラックは市場からの支持も厚く、国内シェアは50%に迫る。
パイプ曲げ加工を得意とし、溶接、研磨、メッキ、組み立て、出荷まで一貫して行う。アルミニウムの溶接において高い技術と豊富な実績を誇っており、さまざまな金属製品・構造体の製造を可能に。また年々高まる軽量化のニーズに、技術力に裏付けられたユニークなアイデアで対応。モノづくりの楽しさを発信している。
創業より70年以上に渡り、アルミニウムや真鍮など非鉄金属の精密熱間鍛造に専心。複雑な形状と高い強度を実現する技術力は、多分野の大手企業から厚い信頼を得ている。非鉄金属の熱間鍛造を行う事業所は年々減少しており、堺市内でも希少な存在となりつつある。ホームページの効果もあり、最近では全国各地からの問い合わせも増えてきた。
創業から一貫して金属加工の技術を培っている。なかでもパイプの曲げ加工については、あらゆるRや難題もこなせる自信を持つ。高い加工技術は、大手オフィス什器メーカーのデスクやチェア、自動車の座席フレームなどに発揮。品質管理部門を社内に置いて不適合品を作らない体制を確立し、顧客から厚い信頼を得ている。
医薬品、食品、化学品、電子材料業界などで使用される産業用遠心分離機の開発製造を行う。とりわけ研究開発用遠心分離機LACは遠心分離機のバスケットを薄く製造することで結晶の厚みを出し、結晶の抵抗をつけながらも少ない試料での濾過テストを可能にした。同製品は特許を取得しており、国内の大手製薬メーカー、研究機関、大学などで広く使われている。
油圧機械の重要パーツである油圧シリンダに特化したメーカーとして、日本の様々なものづくりを支える。工作機械などで使用される標準型油圧シリンダは国内シェア40%を誇る。同社のブランド「SMART HYDRAUNICS」にはIoTに対応した製品をラインナップしており、中でもシグナリークシリーズは、外部への油漏れの兆候を察知しお知らせする、優れた機能を有する。
一般的な生産管理ロジックに独自の制御を加え、在庫・生産・入庫・出庫・発注の自動システム管理を実施し、他社に負けない車止めの短納期化を実現。また、省エネ・環境性・安全性に優れたソーラーLED付車止めも手掛ける。Φ13.8~Φ1500もの広い外径範囲の鋼管に対し切断・穴あけ・プレス・仕上げ・ねじ切・端面切削等バラエティに富んだ加工を行う。
各メーカーの新製品開発の立ち上げをバックアップ。また、コンベア等、物を運ぶ・動かす製品の開発や、建築・アグリビジネス関係・医療関係品の試作製作も行う。少量多品種や緊急品、極小微細加工から厚板大物加工まで価格競争力のある部材製作が可能。
液体(蒸気・油・水)を熱源として、気体(空気・ガス等)の温度を昇降させる、産業機械向けの『熱交換器』を設計・製作している。各種工業製品の生産工程で加熱・冷却・除湿等のプロセスがある場合、殆どで同社製品が使用されており、海外からの受注も多い。ユーザーの仕様に合った熱交換器を1台からオーダーメイドで受注が可能。