独自の油圧技術とノウハウで運搬機器の進化をリード

工場や倉庫などの物流現場で活躍する運搬機器メーカー。製品の80%以上をO.P.Kという自社ブランドで販売している。重量物を載せたパレットを手動で動かすハンドリフトは、1964年に同社が日本で初めて開発し、ニーズに応じて進化させてきた。主力製品のキャッチパレットトラックは市場からの支持も厚く、国内シェアは50%に迫る。

株式会社をくだ屋技研

一口にハンドリフトと言っても種類はさまざま。同社が展開する豊富なラインナップは、独自の油圧技術をもって現場の声に真摯に応えてきた成果だと言える。ことに機能性と安全性、耐久性の高さには定評があり、数十年使用し続けている現場もある。昨今は高齢化やダイバーシティの課題解決のため、作業の省力化に貢献する製品開発にも尽力している。また、オーダーメイドを得意とするのも同社の特徴だ。独自のノウハウと改造力を発揮することで、顧客の「困りごと」解決に貢献している。顧客の要望に応えるには、柔軟な発想力が不可欠だというのが同社の考え方。そこで社内に「開発委員会」「改善委員会」などを立ち上げ、各部署から集まったメンバーで常識に捉われないアイデアを形に。スタッフの提案で始まったプロジェクトもあり、カフェのようなリラックスルームやデザイン性の高いホームページ、敷地内の緑地化も実現してきた。新たな人材育成と社内の活性化は、成長への一手となることは間違いない。

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