最新鋭機と職人技で、ミクロン単位の金属加工を可能に
建売住宅の下請けからスタートし、約15年前から自社で土地を取得して自社ブランドでの分譲住宅の販売を開始した。住まいを通して顧客それぞれの物語をつくりたいと、品質にこだわった家づくりを追求。社員から下請け業者まで、同じ意識で活動できる体制づくりにも努めてきた。現在では、受注高の約20%を自社の分譲物件が占めている。
硬くて切れ味がよく最高級品として知られる水焼き本焼きのプロ用高級料理包丁。また、鏡面研ぎなどの新技法を積極採用し、新旧の高い技術を融合。
書画を掛軸や額で鑑賞できる形にするだけでなく、手漉き和紙と澱粉煮糊を使用し、長期保存にこだわる。
伝統的な表装技術により、襖、屏風、掛軸、巻物の仕立てを行っている。貴重な美術品修復にも、長年にわたって蓄積した独自のノウハウと高度な技術を発揮。作品に応じた最適な表具を提案し、多くの顧客の信用を集めている。伝統を守りながら、新しい時代にマッチした斬新なスタイルにも積極的に取り組んでいる。
創業は無線機等のプリント基板組立ての下請加工業であった。大手メーカーの製品製造の内製化の波が押し寄せ、変革を余儀なくされる。必要に迫られ、社内使用のために開発していたスピードメーターの技術を基に、ユーザー仕様のオーダーメイドデジタル表示計を開発し販売。高評価を得て独立系メーカーへの転換を果たした。
耐火材の販売と築炉工事を主事業とする一方で、地球温暖化対策として都市の緑化事業に取り組んできた。大阪府立大学との共同研究を経て、独自に開発を重ねて実現したのが、コケをベースにしたユニークな緑化。芝生などを用いた緑化に比べ、メンテナンスが容易で、維持コストも抑えられる。省エネ効果においても注目を集めている。
鋳鉄を中心にした切削加工を昭和14年から続けている。創業間もなく大手業務空調メーカーと取引を開始し、厳しい品質要求に応えながら技術を培ってきた。しかしメーカーの生産拠点が海外に移り量産部品が激減した。生き残りをかけて方向転換し多品種少ロット生産をスタートさせる。
七味唐辛子などの香辛料を、素材から徹底的に吟味し、伝統の手法で丁寧に製造。自店や各地の百貨店などで販売している。なかでも素材の一つである赤唐辛子は、国産の「鷹の爪」を自ら栽培する他、全国の契約農家に依頼。国内に流通する赤唐辛子の99%を外国産が占める今、貴重な「鷹の爪」純系品種を守り続けている。