のれん、幟、旗などに文字や図柄を入れる印染(しるしぞめ)の技を継承する老舗。伝統を守りながら、大手百貨店の催事・展示会から、ショッピングモールの店内用品まで、幅広く受注生産できる体制と提案力により信頼を築いてきた。大手外食チェーンにおいても、のれん、座布団、前掛、着物、タペストリーなどの大きなシェアを持つ。
戦前は昆布加工業を行っていたが、戦後に国内で五指に入るほどの昆布卸問屋に成長。1963年に加工業を再開し、現在に至っている。北海道産の昆布を現地で直接買い付け、昔ながらの製法でじっくり炊き上げるなど、素材選びから徹底的にこだわった商品づくりが信条。本社内に自社のショップを運営し、昆布の普及にも努めている。
宮崎産の最高級のさつまいもを使用し、独自の製造方法で焼き上げた「浜寺銘菓 スィートポテト」を開発。
明治42年創業の和菓子の老舗が産み出した今までなかった和菓子のスイートポテト。洋菓子のスイートポテトをヒントに昭和の初期から作り続け、多くのファンに愛されている。こだわりの素材を使用し、手作業で丁寧に作られる銘菓は、近隣の人には懐かしい味、初めての人には新しい味。堺名物として全国に広がってほしい。
トレサビリティーのとれるコーヒー生豆を輸入し、5種類の焙煎方法により、コーヒー生豆を素材を活かせる。
創業者が、当時としては珍しかった自家焙煎コーヒーの販売を京都で始めたのは、戦後間もない頃。その後、日本人の食生活の変化とともに成長を遂げた。百貨店内での直営店展開をはじめ、市場の拡大に伴い、堺市内に支店を開設、焙煎工場も移転させた。こだわりのコーヒーを、ここ堺から全国の直営店と取引先に提供する。
医薬品、食品、化学品、電子材料業界などで使用される産業用遠心分離機の開発製造を行う。とりわけ研究開発用遠心分離機LACは遠心分離機のバスケットを薄く製造することで結晶の厚みを出し、結晶の抵抗をつけながらも少ない試料での濾過テストを可能にした。同製品は特許を取得しており、国内の大手製薬メーカー、研究機関、大学などで広く使われている。
化学調味料や保存料、着色料無添加の食品づくりを行う。主力商品であるハンバーグをはじめとする加工食品は数多くの飲食店等に納入されており、高品質の商品は有名シェフや一流ホテル等から定評がある。また、一般消費者向けにECサイトで販売を実施し、「グルメ大賞」や「日本全国のお取り寄せグルメBEST5」を受賞するなど高い支持を受ける。
1917年(大正6 年)に、日本で初めてアルミニウム粉(以下:アルミ粉)をアルミ箔のスクラップから水車動力で製造したパイオニア。1948年に堺市で個人企業として創業し、アルミ製品やアトマイズアルミ粉を製造した。アルミ粉は産業界を支える名バイプレーヤーだが、製造上の取扱が難しいことから、現在では国内の専業メーカーは同社のみとなっている。
鉄、ステンレス、アルミニウム、銅、チタンなど、パイプ切断のスペシャリスト。創業者は25歳で独立することとなり、職人たちから技術や知識を学び、ものづくりへの道を歩み出した。代表者や社名が変わるなどの紆余曲折を経て、2004年に新社長の元で再スタート。厳しい要求に応えつつ、日々技術を進化させている。