伝統ある堺刃物の技術を受け継ぎながら、新しい技術をプラスし、独創的な包丁を開発している。その一つ「堺孝行PC柄和包丁」は、柄にプラスチック特殊樹脂を使用することで、腐敗しやすい木柄の問題点を解消。衛生面、耐久性に優れた製品として、国内の大手外食チェーンやスーパーはもとより、海外からも注目を集めている。
「堺刀司」ブランドの和包丁・洋包丁で知られる創業210年以上の老舗。匠の技で作り上げる包丁は、繊細な切れ味と使いやすさで、一流料理人から主婦まで幅広く愛用されている。近年は、昔ながらの製法に新しい技術を融合させた、セラミックやハイス鋼の庖丁や鍋・キッチン用具などを幅広く展開。新たなファンを開拓している。
創業以来300年余、不易流行を信念に、常に新しい香りに挑戦してきた。癒しブームの火付け役となった「アロマセラピー香シリーズ」、スギ花粉の症状を緩和する「花粉気香」、お香で花や人形をつくる「お香クラフト」、TPOを意識した「朝のお線香」「夜のお線香」など、斬新なアイデアでお香の可能性を追求している。
伝統の茶菓子や祭事に欠かせない赤飯や紅白饅頭に至るまで、「味覚」と「視覚」の美を絶えず追求する。
「和菓子は工芸のように奥が深い」と語る岡田代表。匠の手のひらで巧みに作り上げられる上生菓子は、正しく芸術品である。桜、菊、椿といったように季節を目と舌で楽しむ日本の風流が小さな甘味に宿る。手作りにこだわり、量産はしないが、それだけに一つひとつに込められた匠の技と心が、人の記憶にいつまでも残る味となる。
全て鉄製の剪定鋏を本体部とグリップを別製化することによって、軽量で使いやすい剪定鋏の開発に成功し、業界をリードする。
堺刃物の伝統技術を礎に、斬新なアイデアで鋏と鋸の常識を一変。熟練工に依る従来の製法から、機械を使って安定供給できる製法へ業界の流れを変えたアルスブランド。独自製法でヒット商品を生み出し、国内では家庭の主婦からプロまで認知され、今や海外のプロの間にも浸透。切れ味と耐久性へのこだわりが高評価。
神戸に本社を置く創業120年余の株式会社奥谷金網製作所が、板厚より小孔径・小ピッチ(間)のパンチングメタル(打抜金網)を追求し『スーパーパンチング™』を発表したのは平成21年。そのきっかけは堺のユニパンチ工業と経営統合し技術と人材を継承したことだった。以降、パンチングプレス加工で世界に類のない高技術を発信している。
明治25年創業の老舗として、港湾荷役(バラ貨物)の他、全国で3百余しかない信書便許可を取得する。
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江戸時代より330年、堺の醸造業の伝統を受け継ぐ老舗。雨が降っても風が吹いても商いを休まなかったことから、『雨風屋さん』と呼ばれたという。現在は醤油や味噌の他、手作りの「糀(こうじ)」を使った商品を製造・販売。日本古来の技と味を伝えるため、直営店の運営、料理教室の開催にも力を注ぐ。
業界では先駆けとなる米粉を活用した「コメ粉パン」を開発し、米粉を利用した食品のパイオニアとして挑戦を続ける。
主に海外の工場で使用される金型の製造を行っている。長期的に使用されるので耐久性やメンテナンスの利便性、使いやすさを重視し、優れた技術とノウハウを持つ。金型の設計・製作において、多くの製造業が海外へ流出する中、日本でしかできない技術と品質にこだわり「ひと味違う金型」を堺から世界へ送り出している。
表面改質技術の受託加工が主業務。ブラスト処理で培った技術力を基礎に、独自の加工技術であるタフラット処理をはじめ、WPC処理やショットピーニング、二硫化モリブデンショット、精密ラッピングなど、長年の経験と技術ノウハウにより、幅広い分野の顧客ニーズを対象に事業を展開している。
創業より70年以上に渡り、アルミニウムや真鍮など非鉄金属の精密熱間鍛造に専心。複雑な形状と高い強度を実現する技術力は、多分野の大手企業から厚い信頼を得ている。非鉄金属の熱間鍛造を行う事業所は年々減少しており、堺市内でも希少な存在となりつつある。ホームページの効果もあり、最近では全国各地からの問い合わせも増えてきた。
インテルCPUによるシステムを、基板から開発できる数少ない企業。独自技術を活かして産業用電子機器やシステムをハードからソフトまで一貫して設計・開発し、FA、SA、工場の自動化、外食産業のシステム対応など、幅広い分野に最適のソリューションを提供している。合言葉は、自社開発へのこだわりと日々挑戦だ。
アルミニウム専門の溶接加工で創業。法人化後は、設計から資材調達、板金、溶接、組立、仕上げまでの一貫体制を確立した。70年以上の経験とノウハウに基づいた、外観にキズのない美しい仕上がり、4メートルまでの製品サイズに対応できる技術力は同社ならでは。近年は新たな挑戦として、オリジナル製品の製造・販売にも力を注いでいる。
360年以上前に打刃物問屋として創業。明治期の建設事業拡大を見通した6代目浅香久平が、1893年に日本初の国産ショベルを開発した。これを機にショベルメーカーへと事業を転換。1897年には「象」のシンボルマークを商標登録し、品質の証とした。以来1世紀以上に渡って、金象印のショベル・スコップは幾多の現場で活躍している。