冷間圧造と切削を融合した独自の加工技術

冷間圧造と切削の技術を活かして自転車や自動車関連を中心とした高精度の金属部品を製造・販売。寸分の狂いもなく微小な穴を通したり、パイプ内部にネジを切ったりとあらゆる加工を可能とした技術は他を圧倒している。鉄からステンレス、アルミニウム、真鍮など、あらゆる金属に対応できる。

昭和金属工業株式会社

冷間圧造とは冷間鍛造機械および金型を使ってコイル状の金属を常温のまま力を加えて成形する加工技術である。この冷間圧造と切削の技術を融合させる事でギア形状やネジ内部への加工等、特殊で高精度な要求にも応えてきた。冷間圧造でパイプにスリットを入れる技術も独自に開発している。
大きな径から長く小さな径を出す「ロングしぼり」やギア形状の異なった形をしぼり出す「異形しぼり」、中心点をずらした「偏芯ネジ」といった加工も実現した。
工場には素材の切断と加工の6工程が連動する6段のパーツフォーマーを装備している。1個の製品を仕上げるまでに低速の80回転でもわずか1秒、1時間に3600個が生み出される。「ISO9001に則って作業手順を整備しているが、それだけでは求めらる品質には届かない。弊社は標準品を製造していないので製品ごとに検査箇所も異なる。
経験やノウハウを元に検査方法を開発し高品質で迅速な対応を心がけている。」と小谷代表は語った。

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