エアだけで振動するシリンダの開発で新分野に挑戦

特殊シリンダの開発で知られるものづくり企業。ことにエアだけで振動する自社オリジナルの「エア振動シリンダ」は、森田佳男会長のあくなき探究心が生みだしたオンリーワンの製品だ。従来のエアシリンダの問題点をことごとくクリアし、一般シリンダの100倍もの寿命を実現。食品や薬品をはじめ、幅広い分野への応用を可能にした。

日精工機株式会社

「エア振動シリンダ」は移動慣性力の法則を応用した、エアの注入のみで振動するシリンダだ。振動スピードが60回/秒と速く、ピストンの焼付現象などが起きやすいことから、数年間の研究で悪原因を解消。①空気の被膜に浮いた状態で作動するため焼付現象が起こらず、摩擦熱も発生しない。②摩耗しにくい特殊金属パッキンを採用。③給油が不要。④ストロークエンドの手前でピストンが逆作動し、エンド当たりがない。⑤切替弁がない。これらにより、10万kmもの長寿命を実現した。
2001年には日本発明振興協会と日刊工業新聞主催の発明大賞「考案功労省」を受賞し、2005年には関連する特許を全て取得。
食品、電子部品、薬品、自動車、鉄鋼などの幅広い分野で、搬送やフルイ、振動洗浄に採用されている。その他、給袋式袋詰包装機、吸着シリンダ、ガイドレスシリンダ、エアバイブレータなどの特殊な空気圧機器も製造しており、さまざまな産業活動に貢献している。

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