「やってみます」精神の梱包のスペシャリスト

梱包資材メーカーとして堺に設立された紡績所と深く関わる事で発展。輸入綿花を包んだジュート（黄麻）をほどき、糸に紡いでウールと合わせて堺緞通を製造したのが始まりである。その後は、輸出梱包用のゴロス麻袋、ターポリン紙、PP・PEクロス紙など、時代に応じた製品を製造。環境に配慮した製品開発にも積極的に取り組んでいる。

堀富商工株式会社

「お客様の求めるものをつくるのが、わが社の伝統」。明治18年の創業から今日まで、問題解決方法を提案するソリューションサプライヤーとして顧客の信頼に応えてきた。難しいオーダーに応えて同社が開発した製品の一つに、ラミネート加工に基づく「防
錆材（メタライト紙、メタライトフィルム）」がある。これは、鉄や非鉄コイル、自動車部品、精密機械などの梱包に使用さ
れるもので、完全な防錆を求める顧客から高く評価されている。また、湿気によって硬化する粉粒製品や、反りの発生する光学
用樹脂板などには、アルミ薄膜と補強材のラミネート加工による「防湿シート」を提案。吸湿剤でも解決できなかった問題を、ほぼゼロに近い湿度透過性によって解決している。先代のモットーは、「やってみなければわからない。だからすぐやってみよ
う」。困難であればあるほど、「やってみます」と即答してきた。堀畑社長は今日もまた顧客の話に耳を傾け、新しいアイデアに
思いを馳せている事だろう。

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