情報倉庫を拠点としたロジスティックの新境地

堺市で最古の営業倉庫として創業。倉荷証券の発行に始まり、戦後は食糧を皮切りに、あらゆる業種へと取扱品目を拡大させた。昭和56年には誰もなし得なかった、コンピュータを活用した物流システム構築に着手。単にモノを保管する倉庫から、物流情報サービスを提供する情報倉庫へと、第二の創業ともいうべき転身を果たしている。

阪南倉庫株式会社

つくった物を売る時代から売れる物をつくる時代へ。阪南倉庫株式会社は時代の変化を察知した約35年前、情報を有効に活かし
てモノの流れをコントロールするロジスティックシステムを、ハードとソフトの両面から独自に開発。「CAPSOHN(Computer
Assort Picking System of HannanNetwork)」の新事業コンセプトのもと、キャプソン物流情報オペレーションシステム(COS)構築に力を注いできた。また、物流情報サービスの質を高める為、顧客のカテゴリーを卸会社・製造会社・通販業・販促品に分類。異なるニーズを分析し物流情報サービスの品目を研究開発している。例えば通販業の場合、業者間のBtoB だけではなく、エンドユーザーにアプローチするBtoC に利用できる。今後について堀畑社長は「システムのオープン化を実現して、各社を巻き込んだ大きな仕組みに構築したい」と語る。同社が志向するヒト、モノと情報の有機的な連携は、さらに新たな物流の革新へと向かっているようだ。

企業概要