1951年創業の高砂金属を前身とし、2003年に昭和電工のグループ会社であった大伸金属と合併。2021年に現商号に変更した。アルミニウム加工品の設計・製造・販売を業務としており、主力はアルミニウム合金製の照明ポールや旗ポール、幟ポール。根元から先端に向かって細くなる照明用テーパーポールの量産において、国内唯一の生産工場である。
堺市の築港工場でアルミニウム合金製ポールの製造を始めたのは1963年。翌年には、東京オリンピックのメインスタジアムである国立競技場に、同社の旗ポールが採用されている。多様な技術を有するが、なかでも金型を回転させてパイプを叩き伸ばすスウェージングによるテーパー加工を得意とし、そのスキルと精度を着実に進化させてきた。
そもそもアルミニウムは耐食性に優れており、メンテナンス不要で長期使用を可能とする。他の金属元素を添加することで、強度はさらに高くなる。軽量であることから作業性が良い上に、運搬時のCO2 排出量の削減にも寄与している。リサイクル性の高さにも注目だ。現在、同社で使用する素材の約7 割はリサイクルアルミ(再生塊)。
リサイクルに要するエネルギーは新塊の製造時の3 %程度とされ、環境負荷低減を実現している。さらに今、リサイクルアルミ100%の製品開発が進行中だ。
また、アルミニウム加工における高い技術力を活かし、熱交換器のサーモコイルⓇや蒸発器などの省エネルギー関連装置を製造。環境に優しいものづくりで、社会への貢献をめざしている。
代表者 | 代表取締役社長 御所名 健司 |
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所在地 | 〒592−8331 堺市西区築港新町3−6−2 |
電話 | 072−247−2211 |
創業 | 1951年4 月 |
資本金 | 10,000万円 |
従業員 | 117名 |
URL | https://sdat.co.jp/ |
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