無塗装などのプラスチック成形技術で独自商品にも挑戦

創業以来、取引先の大手電機メーカーとともに、プラスチック成形の技術開発に専心。時代の流れに伴って主要取引先は自動車メーカーへと移ったが、技術開発への貪欲な姿勢は変わらない。特に無塗装成形や多色成形、薄肉成形の抜きんでた技術は同社の誇りだ。近年は高い開発力でオリジナル商品にも挑戦。一般消費者から高い評価を受けている。

株式会社 河辺商会

お客様の厳しい要求や難しい課題にも確実に応える。その確固たる信念が、高度な技術を育ててきた。無塗装成形は、独自の金型技術と材料開発によって、塗装することなくメタリック調のプラスチック成形品を製造する技術。多色成形は、いくつかの色や素材を一体化させて成形する技術だ。成形後の塗装や組み合わせが不要となり、コストや工程の削減、環境負荷低減を実現。
同社独自の3 色成形は、高級車の部品にも採用されている。また薄肉成形は、携帯電オリジナル商品開発は、社長と社員2 人で細々と取り組み始めた案件だった。大阪製認定製品の制度を知り、漠然としていた目標が明確に。そこからは専門家や社内の技術者の協力を得て開発を加速させ、2 年余りの期間を経て「CHOPLATE」が完成。まな板になるお皿というユニークさが評価され、大阪製認定製品となった。社長自らバイヤーとのパイプを築いて販路を開拓したが、特にファン拡大の力になったのがSNSだ。今では、堺市ふるさと納税の人気返礼品に。次なる商品開発にも期待したい。話の電池パックなどで活躍。各技術の組み合わせも可能だ。

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