試作品に特化した自称「技術屋」。最新の工作機械での加工にとどまらず、技術者の勘と技で難しい加工をこなす。道具選びや加工方法についてマニュアルは一切なく、技術者たちが図面に応じてそれぞれ考案。優れた創造性がものづくりを支えている。成果がストレートに出るため、完成時の達成感もひとしおだと言う。
製品の性能や品質を検証するための試作品を、金型や治工具を必要としない高度な技術で製造している。加工にあたっては、ホストコンピュータからレーザー加工機やターレットパンチプレス、NCブレーキなどの機械に仕様データを転送。決して機械任せではなく、目的、用途、予算、デザインなどに応じた手作業での加工技術が、株式会社昭和鈑金工作所の強みだ。中でも得意とするのがパイプ加工。三次元の曲げ加工では、パイプにマジックで印をつけてガスバーナーであぶりながら焼き曲げを行っている。これこそ経験とアイデアが活きる、ものづくりの醍醐味と言えそうだ。
レーザー加工機による簡易金型を使った加工、簡易組付治具による組立、技術者の勘と技。これらを必要に応じて組み合わせるトータルな技術力は、金型のコストを抑えたいメーカーの要望を次々にクリア。大手企業からの依頼も増え、農業機械、建設機械、計量機器、産業用工具などの試作品製造で業績を伸ばしている。
代表者 | 代表取締役社長 秋田 秀勝 |
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所在地 | 〒599-8251 堺市中区平井336 |
電話 | 072-278-3421 |
創業 | 1955年(昭和30年)4月 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員 | 23名 |
URL | http://www.shoban.co.jp |
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