パイプの穴あけ加工で創業し、プレス加工、溶接、金属板加工と次々に新たな技術を獲得してきた。プレス加工では金型が痛みやすい線材を避ける傾向にあるが「鋼板と鋼線を組み合わせた加工品は多い」と線材加工を開始。そして硬鋼線材の加工技術と新たに水素窒素ガスによる検査技術が強みに加わった。
金属加工業界では十数年前から溶接の精度をチェックする為に水没検査を実施してきた。加工品を水没させて水・オイル・ガソリン等の漏れを気泡で確認する検査方法だ。
目視で起きる結果のバラつきや、水の後処理等の問題があり検査方法の見直しが求められていた。すでに大手ではセンサー類で漏れを測定し数値化できる検査機器を導入している。必要に応じて項目を設定でき検査の無人化にも繋がるが、既存の機器では多品種少量成形には対応できない。そこで独自に水素窒素ガスによる漏れ検査装置を開発。試作を続け精度の高い検査装置を開発した。社内では「検査結果にバラつきが無いので安心できる」と評価が高い。確かな品質を証明すべく研究を重ねている。
「堺技衆」の認定を目指したのは新分野ヘノウハウを発信する為だ。取引先は大阪府内が大半だが成形品自体は全国の現場で使われている。どんな場所でもアピールしていく事は可能だ。」と新たな分野開拓に自信をのぞかせた。
代表者 | 代表取締役 田頭 和憲 |
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所在地 | 〒599-8233 堺市中区大野芝町146-3 |
電話 | 072-234-5447 |
創業 | 昭和61年3月 |
資本金 | 2,500万円 |
従業員 | 34名 |
URL | http://www.sakai-tec.co.jp/ |
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