世界シェア40%を誇るHDD 部品トップメーカー

私たちの生活になくてはならない存在のパソコン等のデジタル情報機器。これら情報機器に内蔵される記憶装置が、ハードディスクドライブである。このハードディスクのモーター部品において、世界市場の40%のシェアを誇る電子部品メーカーで、高度なナノテクノロジーで世界をリードし続けているのが日本スーパー工業である。

日本スーパー工業株式会社

コンピュータ・ハードディスクドライブのスピンドルモーター部分の「ハブ」、プリンターの「ポリゴンミラー」、自動車用エア
バックの「サポートプレート」を主力製品としている。ハブはディスクとモーターを接合するパーツであり、何百万回ものアク
セスに耐える強度と、磁気ヘッドとディスクとの間隔が常に0.3ミクロンであることが求められている。これを正確に維持するた
めには、ハブが真円でなくてはならない。
この真円度を実現するナノテクノロジーこそ日本スーパー工業の最大の強みである。
また高速回転による発熱により、膨張などの変形が回転に影響を及ばさないよう、素材も厳選しなければならないが、この素材に応じた精密加工技術も高い信頼性につながっているのである。大容量化が進むハードディスクドライブに対応する製品工法の開発はもとより、段付ドリルやラジアルミル、チャック等オリジナルの外販製品も製造し、超精密加工技術を武器に新たなニーズの開拓を推し進めている。

企業概要