大手企業からの信頼も厚い、高精度の基盤製品づくり

創業当初は照明器具の組み立てを行っていたが、現在は金属プレス加工を中心にした難度の高いものづくりに専念している。経験豊富な技術者と充実した機械設備を有効に活かし、大手メーカーから持ち込まれる難しい課題にも対応。技術力とともに、「中野電機に頼めば間違いない」と言われるほどの信頼が財産となっている。

中野電機株式会社

金属プレス加工、精密プレス金型設計製作など、さまざまなメーカー品の基盤製造を手掛けている。工場にはプレス機械、レーザー加工機、ターレットパンチプレス、溶接機、ボール盤、マシニングセンター、NC旋盤、研磨機などが充実。あらゆる金属加工に対応するが、特に得意とするのは圧力容器の絞り加工だ。鉄のパイプもコストのかかる鉄管ではなく、鉄板をカットしてプレスで輪にしてプラズマ溶接で仕上げている。また顧客の要望にすばやく応えるため、常に約1,000t以上の鉄板を在庫。鉄不足で価格高騰の折りも、ストックを欠かさなかった。
顧客リストには大手メーカーの名前が並ぶ。ある家電メーカーから、蒸気の漏れない方法を考えてほしいとの難しいオーダーが入った際も、現中野元乃会長がアイデアを出して見事に要望に応えた。スペシャリストならではの発想と高精度を生み出す技術力、そして低コスト、短納期を実現してきた努力が、顧客の信頼を集めていると言えそうだ。

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