一歩先を見た戦略で油圧シリンダの新たな可能性を追求

工作機械の製造で創業、オイルショックの頃にJIS型標準シリンダの製造を開始し油圧シリンダ専業メーカーとなった。最近は水圧シリンダでも頭角を表し、あらゆる産業界に貢献している。製造拠点を国内3カ所と中国1カ所に設置するとともに、販売代理店をグローバルに展開。堺で育まれた高い技を世界に発信している。

㈱堀内機械

堀内機械の油圧シリンダは、製造現場の工作機械をはじめ、河川やダムのゲート、液化天然ガスの輸送に使われるローディングアームなど、幅広い分野で活躍している。取引先は約4万社を数え、ことに一般産業用油圧シリンダにおいては国内シェア40%を誇る。成長の原動力は時代の先手を打つ戦略である。ITという言葉がない時代、受注から出荷までの業務をシステム化し他社にない短納期を実現。また海外進出も早く、中国に生産現場を持つ日本企業のため、国内と同じ高品質のシリンダを現地製造し、手厚いアフターサービスを可能にしたのだ。
現在、販売網はアジアと北米、南米の11の国と地域に広がっている。製品開発にも積極的に取り組む。「シグナリークシリーズ」はメンテナンス時期通知機能を付加して特許を取得。モーター制御の「サーボシリンダ」は、油圧シリンダと周辺機器のユニット化、省電力化に加え、荷重や位置を制御する機能が認められ「関西ものづくり新撰2017」選定製品に輝くなど評価を得ている。

企業概要