付加価値の高い加工技術で幅広い顧客ニーズに貢献

表面改質技術の受託加工が主業務。ブラスト処理で培った技術力を基礎に、独自の加工技術であるタフラット処理をはじめ、WPC処理やショットピーニング、二硫化モリブデンショット、精密ラッピングなど、長年の経験と技術ノウハウにより、幅広い分野の顧客ニーズを対象に事業を展開している。

株式会社オカノブラスト

機械要素部品・プレス鍛造金型・切削工具の耐久性向上を目的として、業界に先駆けてWPC 処理を導入。金属表面に適した材質の微粒子を高速衝突させることで熱処理および鍛錬効果を得るもので、疲労強度向上や摺動部の摩耗を抑制する技術である。
また、最近では、粉体・食品の付着抑制や樹脂・ゴムの離型性向上など、顧客ニーズに合わせた高精度な微細凹凸を加工表面に形成できる独自技術も開発した。さらに、平成24年からは6年連続で国の補助事業に採択された。品質管理設備ではロボット搭載型の加工設備をはじめ、X 線応力測定装置や元素分析機能搭載型電子顕微鏡、白色干渉型非接触式表面粗さ測定装置、マイクロビッカース硬度計、小野式回転曲げ疲労試験機を導入。品質管理マネジメント「ISO9001:2015」も取得し、社内で高精度に加工表面を測定し性能評価をおこなうことで技術の高度化に取り組み、既存分野の顧客拡大だけでなく、新規分野となる医療や航空機向けで販路拡大を目指している。

企業概要