空気浄化ができる塗料『OPTIMUS®』を開発

一般塗料の製造販売で創業。以来、遮熱、断熱、耐熱など付加価値のある塗料を製造し、独自のノウハウを蓄積してきた。平成21年より大阪府立大学大学院とともに光触媒を使用した塗料を研究開発し商品化に成功。人と自然に優しいオリジナルの高性能光触媒エコ塗料ブランド『OPTIMUS®』が誕生した。

宝榮産業株式会社

宝榮産業株式会社が光触媒に着目したのは取締役の高尾一美氏がタイで遮熱塗料を販売していた頃。タイでは大気汚染などによって外壁が汚れやすく、高尾一美氏は防汚対策として塗料の上に光触媒をコーティングする事を思いつく。光触媒は紫外線に反応し、有機化合物や細菌などを除去する環境浄化素材として機能するからだ。
ところが職人の怠慢もあって塗り残しが多く、外壁がまだらに汚れてかえって見た目が良くない。「それなら塗料に混ぜたらどうか」と高尾弘美社長に相談。大阪府立大学大学院工学研究科との産学連携による共同開発がスタートした。それから約3年をかけて開発し、大阪府立産業技術総合研究所で性能試験を実施。塗布による有害物質の減少が証明され量産のめどがついた。オリジナルの高性能光触媒エコ塗料ブランド『OPTIMUS®(オプティマス)』が完成したのは平成24年の事だった。現在では関東の販社を中心に認知度がアップし全国展開も本格化している。

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