切削ナットから精密特殊加工品まで、高い技術で貢献

製缶・溶接・プレス加工業として創業以来、金属加工の独自技術を蓄積している。現在は、設計、レーザー加工、塗装、組立、検査までを一貫して行っている。開発試作品のサプライヤーでもありメーカーの新製品立ち上げを設計からサポートすることで、コストパフォーマンスに優れた量産へつなげるのを得意としている。

㈱三和鉄工所

試作品を専門にしていたわけではないが、顧客の製品の販売量を増やすことが安定経営の道筋と考え、ニーズのままに新製品をバックアップするようになった。試作品で終わる製品も多いが、多くの成功と失敗の積み重ねが独自のノウハウとなり、どんな難題にも応えられる自信がついたという。
メーカー側に量産を前提とした図面を描ける人材が減り、「頼んだら何とかなる」という評判を受け、アイデア段階で持ち込まれたり、未熟な設計図を提示されたりするケースが増えてきたのである。加工技術と提案力の高さが評価され、口コミと紹介で徐々に引き合いが増え、顧客は建築、アグリビジネス、医療など幅広い業界に拡大した。微細な加工が求められることも増え、生産性を高めるためにドイツのトルンプ社製のレーザー加工機を導入し、光ファイバーで裁断する機械は、鉄は19ミリ、ステンレスは12ミリまで裁断可能で、極小微細加工から厚板大物加工までこなすことができるとあって相談内容も拡大している。

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